11/19(土)から販売開始しましたAvocado green 。
早速沢山のご注文やお問合せを頂いていて、「良かったなぁ」としみじみ思っているところです。
インスタライブなどでは詳しくお話ししているのですが、今日は改めてAvocado greenの革についてどんな革なのかをご紹介したいと思います。
色は、くすみのない濃いグリーン。
まだ熟す前の水々しい綺麗なアボカドの皮のイメージです。
植物のタンニン(渋)でじっくりと時間をかけて鞣され非常に透明感のある染料で染色されています。表面には過度なコーティングはせず革そのものの、血筋や血管の残る自然な仕上げで作られています。
触るとサラッとしていて、重さも印象もイタリアンレザーとは思えない軽さです。
この一年マイネを使ってきましたが、今回は特に張りがあり厚みは無いのにしっかりとしています。
いつも定番で使っているAmazoniaと比べると、油分はとても少ない印象。
定期的にオイルを塗って、自分でじっくりと育てていける革です。
革がとても発色の綺麗なグリーンなので、邪魔をしない様糸も革に合わせてグリーンに。
新しい状態でも目立たず、それでいてエイジンした際も馴染む色を選びました。
真鍮の金具や、ヌメの革ともとても相性が良く、革の軽さに合わせて少しの遊びを入れています。
革の鞄は、重さがあるものが多いのですが、このマイネで作る鞄は驚くほど軽いです。
クラシックな印象のボックスショルダーも、見た目の重厚感とは裏腹にとっても身軽に使って頂けます。
品のあるグリーンとヌメの組み合わせなので、洋服にも合わせやすいなと感じています。
ネイビーのコートにも。
アイボリーのコートにも。
油分が少ないので、エイジングもゆっくりとしていく印象です。
写真左:新品 右:使用4ヶ月
写真では中々伝えるのが難しいエイジング具合。
よくよく見ると、右の方が少し艶が出て色も濃くなっているのがわかるでしょうか。
今まで使用してきたグリーンは、使っていくと緑の色味が抜けてきて茶色っぽく変化するものが多かったのですが、このグリーンは発色の良さは変わらずに濃くなっていく印象です。
そして余談ですが、コバホックのお財布はかっちりとしたフォルムなので中に物を入れて実際に使ってみるとより立体的に形が出て格好良さが増すなぁと、改めてこの写真を見て思ってしまいました。
これは、張りのあるマイネだからよりそう思うのかもしれません。
最後に、今回のAvocado greenをご愛用頂くのに重要なお手入れについても少し。
マイネは油分の少ない革ですので、定期的にオイルメンテナンスをしてあげると長く良い状態で付き合って頂けます。
ですので、気が向いた時にぜひやってみてください!
用意するものは、革用の透明のオイルと着古した布やスポンジ、そしてブラシ(あれば)。
まずは、ミシン目や全体についた汚れと埃をブラシでサッと取っていきます。
ブラシがない場合は、着古した布で全体を軽く拭きます。
次にオイルをスポンジや布にとって、全体に薄く塗っていきます。
四隅や開口部など革が擦れやすい箇所は特に丁寧に塗ってあげてください。
最後に手でオイルを馴染ませていきます。
お手入れの仕方は、色々な方法があり本格的なお手入れにはもっと沢山の工程があります。
でも、何より大切なのは自分なりに気にかけたり、気軽に継続できるお手入れかと思っています。なので、今回はオイルと布があればできるお手入れをご紹介させて頂きました。
お店では、仕上げにブラシを用いたり、コバを落ち着かせたりとより細かいメンテナンスを行なっていますので、気になる際は店主にご相談くださいね。
それでは、2022年最後の特別色Avocado greenをぜひお楽しみください!
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