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Lemonショルダーの話

最終更新: 8月14日

やっとやっと長かった梅雨が明けたなと思っていたら、今まで溜めていた暑さがガッと勢いよく舞い込んできた!そんな8月ですね。 今年の限定革TWIST。 8月からBLUEが加わりました。

少しくすみ感のあるブルーで、なんだか涼しげです。 こちらもYELLOW同様少し起毛していて触り心地はマット。使っていくと起毛している革が寝て馴染んで、だんだんとつるつるしツヤが出てきます。色はだんだんと濃く、ネイビーのような色味に変化していきます。

毎年、夏になると期間限定でブルーの革を使いますが、今年は柔らかくくすみ感のある優しい雰囲気をまとったTWIST BLUE。初めから馴染みの良さも抜群です。 偶然ではありますが、こんな時だから優しい風合いは制作していても良いものです。


そして、TWISTの革に合わせて作った新作のLemonショルダーも梅雨明けから沢山反応を頂くようになりました。

今日は、そんなLemonショルダーの制作秘話をお届けしたいと思います。


「革の表情を生かすシンプルさと、作りの複雑さ」


完成から少し時間が経ってしまったのですが、店主北野に話を聞きました。


Lemonショルダーを手にするや、すぐに「いや〜可愛いなぁこの形」としみじみ。

かなり溺愛しているようです(笑)


今年の企画革として、TWISTを選んだところから話は遡りますが、

「TWISTの革を見た時、今まで自分が使ったことのない革で面白そうだなぁ!と強く惹かれた。いつもNORDFELDで使っているAmazoniaの肉厚で張りのある感じとも全く違うし、新しい挑戦ができそうだな」と思ったそう。 その思いが強かったからか「この革だから作れる鞄にしたい」と、長い時間革と格闘していたように思います。


「TWISTで新作を作るのは、僕にとってはものすごく難しい事でした。この革の雰囲気がとても良いので、それを生かしたいと思っていたしTWISTだからできる鞄とはどんなものだろう?とものすごく考えました。いつもは頭の中のイメージをラフスケッチして、それを形にしていく事が多いのですが、今回はそういう作り方だとどうも上手くいきませんでした。革の表情を生かすにはシンプルにしたい、でも作りもシンプルだとクラフト感が出るしつまらないものになってしまって。そこで、革を触りながらイメージにはないものを形にしようと、大まかな袋を作り、広げたり、引っ張ったり、つまんだりを繰り返し、とにかく手でいじって、目で見た時の感覚でこの革に似合う形を探しました。」


一見シンプルですが、独特な丸みのあるフォルムはそうして出来上がっていたんですね。

そして、全体のフォルムもそうですが、ストラップの取り付け方や位置にも拘りが。


「ストラップは、鞄から生えているような自然な流れで鞄のフォルムの延長線上にある様にしたくて、どう取り付けたら良いかすごく試行錯誤しました。形もそうですが、掛けやすい角度にしたい気持ちもありました。取り付け部が表から見えないというのも重要だったのでより難航した部分でした。」

「でも、そこがちゃんと形になった事でフォルムだけじゃなく、角度がついて掛けやすい鞄に仕上がったので本当に良かったなと思っています。」 金具が表に出ない様、内側のマチ部分に縫い止めたストラップ。

表に余計なものが出ていないからこそ、フォルムだったり革の表情がすごく生きたLemonショルダー。

実物を見るとただのシンプルではない、何でだか可愛げを感じてしまうのはそんな拘りが詰まっているからなのかなと思いました。



そんなLemonショルダーのプロトタイプを私も5ヶ月ほど愛用中です。 次回はその様子もお伝えできればと思います。



お楽しみに!

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